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アメーバ赤痢(アメーバセキリ)

感染経路

アメーバ赤痢は「赤痢アメーバ」という原虫が感染した人の便に含まれており、便が口から入ると感染します。
通常、唾液や汗・涙には含まれません。また、皮膚への接触では感染することはありません。

セックスでは、おもに以下のような行為によってアメーバ赤痢に感染する可能性があります。

  • 他者の肛門を舐める(リミング、ケツ舐め)
  • 他者の肛門に触れた指を舐める
  • 他者の肛門に触れた指で触れた箇所(性器や乳首など)を舐める

3人以上でセックスをする場合は、他者の肛門を直接舐めなくてもこれらのことから感染することがあります。
アメーバ赤痢は感染力が強く、アナルセックス、オーラルセックスでも感染しやすいです。

症状

赤痢アメーバが体内に侵入する箇所によって症状が異なり、主に大腸(アメーバ性大腸炎)、肝臓(アメーバ性肝膿瘍)の二つに分かれます。

  • アメーバ性大腸炎
    下痢、イチゴゼリーのような粘血便、排便時の腹痛などが典型的な症状です。
  • アメーバ性肝膿瘍(かんのうよう)
    38度以上の発熱、肝臓が大きくなる(肝臓腫大)、上腹部痛、寝汗などの症状が出ます。
    発病直後は発熱だけの症状のこともあり、風邪やインフルエンザと区別は難しいことがあります。

無症候期間

潜伏期間は一般的に2週間〜4週間です。数ヶ月以上になることもあります。

治療法

抗原虫薬を7日〜10日程度服用します(アメーバ性大腸炎、アメーバ性肝膿瘍共通)。

予後

服薬治療により症状が消失した後、症状が再燃をすることがあります。赤痢アメーバがシストという形態になって腸の中に残存することがあるためです。シストに対して、別の抗微生物薬を用いて治療することもあります。症状が数ヶ月以上再燃せず、かつ便検査で赤痢アメーバの原虫が出てこなければ、治癒と判断されます。

妊娠・出産への影響

妊婦がアメーバ赤痢に感染している場合、より症状が悪化することがあるという報告もあります。

ワクチン

アメーバ赤痢に対するワクチンはありません。
また、治療後も再感染することがあります。

他者への感染リスク(治療前〜治療後)

治療前は、自分の肛門を舐めさせる、オーラルセックスなどで他者に感染させるリスクがあります。
治療後も、数ヶ月以上シストが残存し、他者へ感染する可能性があります。

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