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梅毒(バイドク)

感染経路

梅毒は「梅毒トレポネーマ」という原因菌が血液・精液(先走り液)・膣液、唾液に含まれ、これらが粘膜や傷口、皮膚に接触すると感染のリスクがあります。
汗・涙には含まれません。

セックスでは、おもに以下のような行為によって梅毒に感染する可能性があります。

  • コンドームをつけずにペニスを膣やアナルへ挿入する・される
  • コンドームをつけずに膣やアナルの中で射精する・される
    (ペニスを挿入する側にも尿道口などからHIVに感染するリスクがあります)
  • コンドームなしで他者のペニスを舐める(フェラチオ)
  • 他者の膣を舐める(クンニリングス)
  • フェラチオをしている時、口の中に精液を出される、出された精液を飲む
    (口内や喉に傷や炎症がある場合、感染する可能性がより高くなります)
  • 性器と性器をこすり合わせる

梅毒はオーラルセックスでも感染するほど感染力が強く、アウトブレイクが起きることがあります。

症状

感染初期は、性器や皮膚にしこりや赤いできものが出きます(第1期)。時間が経つと自然に消えますが、治療をしていない場合は体内に原因菌が残った状態のままです。
その後、時間をかけて全身に感染が広がり多彩な症状を引き起こします(第2期以降)。また梅毒に感染すると、HIVにも感染しやすくなると言われています。

梅毒は感染してからの期間ごとに症状が変わっていき、放っておくと症状が重くなっていきます。

  • 第1期梅毒(感染してから約3〜9週間)
    感染した箇所(性器、肛門、口、のどなど)につま先〜指先程度の大きさのしこりができます。股の付け根の部分のリンパ節が腫れるものの、痛みがないことが多いです。
  • 第2期梅毒(感染してから約9週間〜3ヶ月)
    手のひら、足の裏、体全体の皮膚に赤い発疹が出ます(バラ疹)。
  • 第3期梅毒(感染してから約3年以上)
    皮膚や筋肉などに大きめのしこりができます(ゴム腫)。
  • 第4期梅毒(感染してから約10年以上)
    心臓、神経系、血管などに重い障害が出るほか、死亡することがあります。

無症候期間

潜伏期間は感染直後〜3週間です。
梅毒に感染していても症状が出ない、自覚症状がないこともあります。

治療法

症状に合わせて2〜4週間の間、抗菌薬(抗生物質)を服用します。
薬を飲み始めてから数時間〜数日以内に急な発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛などが起こることがありますが、体内にある梅毒の原因菌が死滅するためであり、時間とともに落ち着きます。

予後

治療終了後、数ヶ月以上かけて血液検査で治療効果を判定します。
感染した人の体内には一定の抗体ができますが、この抗体は感染を防ぐものではなく、再び感染するリスクがあります。

妊娠・出産への影響

妊娠している人が梅毒に感染したままの場合、胎児に梅毒が感染する可能性があるほか、流産、早産、死産などの影響がでることがあります。

ワクチン

梅毒を予防するためのワクチンはありません。
梅毒はオーラルセックスでも感染しやすく、コンドームでも予防しきれない性感染症です。
そのため、セックスの際にはコンドームを使うだけでなく、定期的に梅毒の検査をすることが大切です。

他者への感染リスク(治療前〜治療後)

治療前は、オーラルセックスなどでも他者へ容易に感染させるリスクがあります。
治療後は、他者に感染をさせるリスクがなくなります。

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